アラサー女子社会人が民間企業から公務員転職に挑戦した記録

アラサーに突入後、民間企業から公務員への転職に挑戦した結果、最終合格しました。その記録です。

受験したから分かる、東京都1類B【新方式】のプレゼンテーション試験で大切なこと

東京都1類B新方式では一般方式と異なる試験としてプレゼンテーションシート作成が課されています。
また、筆記試験を通過すると最初の面接ではプレゼンテーションシート及び人物に関する個別面談が実施されます。
わたしは平成27年6月に実施された新方式を受験し、筆記試験通過、プレゼンテーションシート及び人物に関する個別面談も通過しました。
プレゼンテーション試験は通常の筆記試験対策の枠に収まらない試験方式です。ここでは、わたしが実際に受験して感じたことをまとめていきます。



筆記試験で実施されるプレゼンテーションシート作成

プレゼンテーションシートの作成は筆記試験と同日に行われます。東京都の採用ホームページから過去の試験問題は参照できるようになっていますが、ある課題に関して資料を見ながら解答用紙に「現状」「課題」「対応策」をまとめていく試験です。解答方法はなんでもOKで文章だけでも良し、図を書いても良しです。
資料を読んで自分の考えをまとめる力が試される試験です。
時間は1時間半とたっぷりあるので落ち着いて解答を考えることができます。むしろわたしは時間が余ってしまいました。
このプレゼンテーションシートは次の面接でじっくり見られますので、できるだけ丁寧な字や図で記載すると良いでしょう。
わたしは図に表すのが苦手なため、解答はすべて文字で記載しました。後々プレゼンテーションを行う可能性も考え、プレゼンテーションシートの中身は細かく書きすぎず、箇条書き程度にしました。

プレゼンテーションシート通過後の面接では

筆記試験を通過するとプレゼンシート及び人物に関する個別面談が実施されます。
受験者1名に対し面接官3名の面接でした。
この面接ではまず、プレゼンテーションを求められます。筆記試験時に提出していたプレゼンテーションシートが返却されますので、自身の記載内容すべてを覚えておく必要はありませんので安心してください。
返却されたプレゼンテーションシートを元に解答内容について一通りのプレゼンを実施します。その後、プレゼンテーションに関する質疑応答が実施されます。
その後、通常の面接となります。

プレゼンテーション試験において最も重要なこと

実際にプレゼンテーションシート作成、その後の面接を通して最も重要だと感じたのは「プレゼン内容の吟味」です。面接ではわたしが想像していた以上にプレゼン内容に関する質疑応答の時間がとられていました。また、プレゼンで発表した内容に関して予想外に厳しい突っ込みも入りました。
正直なところ、わたしが受験した際のプレゼンテーションの課題はわたしにとってまったく馴染みの無い分野でした。そのため、課題に関する解決策をプレゼンでは発表したものの、解答に関して実現性は薄いものでした。プレゼンシート作成の段階では出題された課題に関する知識が不足していたため仕方ありませんでした。面接では、その部分を重点的に突っ込まれてしまったので内心ひやひやでした。
面接では解答に困ってしまう場面もあると思います。ただし、解答するわたしたちが課題に対する専門家でないことは面接官も重々承知しています。
焦らず自分の考えを自分のことばで伝えることが重要です。
わたしは結構厳しい突っ込みを受けましたが、面接は通過することが出来ました。

プレゼンテーションシートに記載した内容は出来るだけ細かくメモしておこう

あともうひとつアドバイスとしては、プレゼンテーションシートに記載した内容は出来るだけ細かくメモしておきましょう。
当日シートが返却されるとはいえ、当日までなんの準備もしないまま過ごすのはとてももったいないです。
通過が分かった時点でプレゼンの内容や構成を改めて考えたり練習できる時間をとれることはプレゼンテーションの質を高めるのに有効です。
この試験では時間が足りない!という事態に陥ることは少ないと思うので、プレゼンテーションシートに記載した自分の解答内容をメモすることを忘れずに!